●お通夜の流れと注意点●
通夜をはじめる前には、僧侶と打ち合わせをおこない、そして位牌に戒名を書いてもらいます。だいたい1時間前を目安にしてください。
弔問客の受付は、通夜の30分前を目安にはじめます。受付係は世話役が担当して、喪主と遺族は会場で弔問を受けましょう。弔問客が目上の人だからといって迎えに出なくても、ここでは失礼にはあたりません。
会場での席次は、祭壇に向かって右列が喪主と遺族が座ります。喪主は棺に一番近いところに座り、続いて血縁の濃い順から座ります。そして祭壇に向かって左列に世話役、友人・知人が座ります。その他一般の弔問客は、この2列の後ろ側に座ります。一同が着席すると、僧侶が入場し読経をおこないます。
読経が終わると、僧侶は説教や法話をおこないますので、一同はその間に焼香をおこないます。焼香の順番は席次と同様で、喪主からはじまり、次いで遺族、友人・知人、その他一般の弔問客という順番です。基本的に、焼香は参列者全員がおこないます。焼香が終わる頃を見計らって、僧侶も説教ないし説話を終えて退場します。
僧侶が退場したら、喪主があいさつをおこない、「通夜ぶるまい」の案内をします。通夜ぶるまいとは、弔問客への感謝を表す食事のことで、故人の供養もこめて思い出話を交わして故人を偲ぶのが習わしです。通夜ぶるまいでは、僧侶が最上席に座ります。もし僧侶が通夜ぶるまいを辞退したときは、「御膳料」としていくらかを渡します。金額の目安は5千円から1万円です。通夜ぶるまいを受けてもらえるかどうかは、通夜がはじまる前の打ち合わせで確認しておきましょう。
通夜ぶるまいの席が終わったら、弔問客にお礼とお清めの塩を渡します。また僧侶には「御車代」として謝礼を渡します。金額の目安は3〜5千円程度ですが、遠方からきてもらった場合は、金額を少し上乗せしましょう。
●お通夜での服装は?●
通夜で着る服は、黒色の服です。男性の場合ブラックスーツに黒色のネクタイを着る人がほとんどです。女性は黒いワンピースやスーツを着ます。なお、ストッキングや靴も黒色のものを用います。和装の場合は黒色無地の着物に、長襦袢・足袋・半襟以外はすべて黒色のものを用います。また、学生などは制服を着てもかまいません。
なお、喪主や遺族、世話役は目印として「喪章」をつけます。喪章には、腕章型のものやリボン型のものがあります。
●弔問やお悔やみ言葉の受け方は?●
弔問客からお悔やみの言葉をいただいたら、静かに簡潔にお礼の言葉を返します。たとえば「お忙しいところ、足をお運びいただき、誠にありがとうございます」「生前はお世話になりました。故人に代わって深くお礼を申しあげます」といったものが、葬式での代表的なお礼の言葉です。